ねこを飼っておられる皆さま、これから飼われる皆さまへ

最終更新日:2024年2月29日

あなたのねこがご近所からも愛されるために

ねこに「庭を荒された」・「鳴き声がうるさい」・「庭にふんや尿をされた」など、ねこに関する苦情のほとんどは、飼い主の方が飼い方に気をつけていただければ改善できるものです。
人とねこが幸せに暮らすために、ご近所に迷惑をかけないよう室内飼育や不妊去勢手術等の責任ある飼育をしましょう。

ねこ、カップル

ねこは屋内で飼うことをすすめます

ねこは生活環境が整っていれば、屋内飼育は可能です。
(遊べる場所、ご飯が食べれる、寝る場所、トイレの場所)感染症の防止、交通事故の防止等、
ねこの健康と安全のために、屋内で飼うように努めましょう。特に子ねこのときから屋内のみで飼い、不妊または去勢手術をし、トイレなどをおぼえさせれば屋内飼育の定着は容易といわれています。

屋内で飼うときの注意点

  • ねこの縄張りとして、最低限必要な空間の確保
     隠れ場所、食事の場所、トイレの場所、見張り台、遊び場所、休息場所
  • しつけと管理
     定位置での排泄と食事、トイレ砂の管理や清掃、決まった場所で爪研ぎをさせる、抜け毛の管理
  • 問題行動の軽減
     雄ねこの尿スプレー、発情期の鳴き声、性衝動ストレスなどは不妊・去勢手術をすることで軽減
  • ストレスの解消
     高いところ(タワー型の遊具)など立体的な運動ができること、おもちゃで遊ばせるなど
  • その他
     感染症予防ワクチンの接種、外へ出てしまい迷子になった時のため名札などを付ける

  おうちが安全

不妊・去勢手術をしましょう

ねこは、出産回数が年3回あり、1回に生まれる子ねこは平均5匹です。
授乳中でも、発情交尾をします。
交尾した時の刺激で排卵するので、交尾すればほぼ100%の確率で妊娠します。 
生まれた子ねこは、生後8ヶ月くらいで子ねこを生めるようになります。
生まれても飼えないときは、繁殖制限をしましょう。
  猫がどんどん増えるよ

不妊・去勢手術をするとメリットがあります。

  • メス、オスともに
     生殖器の病気を防ぐ(感染症になりにくい)、性格が穏やかになる、屋内飼育が容易、長生きできる
  • メス
     妊娠・出産に伴う危険の回避(発情によりオスがたくさん集まることを回避できる
  • オス
     尿スプレー(おしっこをかけける行動:縄張り)、ケンカ、うなり声が無くなる


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★「動物の愛護及び管理に関する法律」より抜粋

(犬及び猫の繁殖制限)
第37条  犬又は猫の所有者は、これらの動物がみだりに繁殖してこれに適正な飼養を受ける
機会を与えることが困難となるようなおそれがあると認める場合には、その繁殖を防止するため、
生殖を不能にする手術その他の措置をするように努めなければならない。

ねこを捨てないでください!

誰かが拾ってくれるだろうと、安易な気持ちでねこを捨てないでください。
捨てられたねこは、飢えや病気(感染症にかかる)、交通事故などで、不幸な死をむかえるか、
”野良ねこ”になってみんなに迷惑をかけることになります。

 → 動物を捨てることは、動物愛護法違反です!

子ねこが生まれたら、責任をもって、新しい飼い主さんを探してください。
飼い始めたら、最後まで責任と愛情をもって飼ってください。

★「動物の愛護及び管理に関する法律」より抜粋

(罰則)

第四十四条  愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、二年以下の懲役又は二百万円以下の罰金に処する。
2  愛護動物に対し、みだりに、給餌若しくは給水をやめ、酷使し、又はその健康及び安全を保持することが困難な
場所に拘束することにより衰弱させること、自己の飼養し、又は保管する愛護動物であつて疾病にかかり、
又は負傷したものの適切な保護を行わないこと、排せつ物の堆積した施設又は他の愛護動物の死体が放置された
施設であつて自己の管理するものにおいて飼養し、又は保管することその他の虐待を行つた者は、百万円以下の罰金に処する。
3  愛護動物を遺棄した者は、百万円以下の罰金に処する。

  ねこ、捨てないで

これからねこを飼いたい方へ

 ねこは、10年以上生きます。 飼う前に次のことを確認してみてください。

  • ねこの生態、習性、病気などの必要な知識はありますか
  • 毎日の世話ができますか
  • 最後まで飼うことができますか
  • 旅行や外出が制限されることを覚悟できますか
  • 予防接種・病気の時の治療費などの費用をふたんできますか
  • 繁殖を望まないときには、不妊去勢手術をできますか
  • 飼うことについて、家族みんなが納得済みですか
  • ご近所に迷惑がかからないように飼えますか
  • 自分や家族が病気になったときはどうしますか。
  • ねこが病気になったり老齢になったとき、介護をすることができますか

   ねこ、ふせ  ねこ、座り  ねこ、歩き  

ねこの被害にお困りの方へ…

 町では、動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護法)に違反するため、現在、猫の保護及び引き取りは行っておりません。 
 猫の被害でお困りの場合は、個人で猫の侵入防止対策を行っていただく必要があります。

猫の侵入防止策として比較的効果があると思われる方法をいくつかご紹介します。
ただし、熱湯をかけるなど虐待に当たる行為は動物愛護法で禁止されています。

注: 効果は状況や猫によって様々なようです。また一時的な効果しかないという場合もあります。

  • ネットを張る。・・・猫が侵入しそうな隙間や塀の上などに園芸用のネットを張っておく。
  • 猫の嫌がる臭いを利用する。・・・ホームセンターなどで市販されている猫用の忌避剤を使用する。コーヒーかす・どくだみ茶等の茶殻をまく。
  • 食用酢・・・原液のまままく
  • コーヒーかす・・・そのまままく
  • 水をまく・・・近寄りそうなところに、こまめに水をまく   など。。 

野良ねこの餌やりについて(えさを与えるなら責任をもって)

かわいそうな野良ねこにえさを与える優しい気持ちは、人間として大切なことだと思います。
でも、えさやりによりねこの数が増え、ところかまわずふんをしたり、鳴き声、いたずらなどで、
ご近所の方に迷惑がかかります。餌を与えるなら、餌や糞の始末など責任をもって行い、
周辺環境への配慮をしましょう。また健康管理のされていない猫が集まると猫の伝染病が広がります。

 野良ねこに、餌やらないで

人とねこが快適にくらすために

集団を構成する犬と違って、猫をしつけることは非常に困難です。(しつけはできません)
人がねこの習性や生態などを理解し、うまくねこに合わせていくことが、ねことの快適な生活を送るためのコツです。
今は本やインターネットなどで参考になる情報がたくさんありますので、それらを活用していろいろな角度から学んで
いただいて、人にもねこにも快適な住みよい社会をつくっていきましょう
かわいいだけで飼うことは按に慎んでください
 ねこ、シルエット002ねこ、飼い主

野良ねこチラシ、イメージ(PDF/1MB)

犬・ねこの飼い主の皆さんへ(PDF/1MB)

全国で、毎年約10万頭にのぼる、犬・ねこの殺処分が起こっています。

ペットショップでの衝動買いをしないなど、飼い主になる責任を持ち合わせていなければ、飼う資格はありません。

お願い

 役場では、”野良ねこ”、”捨てねこ”の引取りはいたしません。

(本庁・各支所、各公共施設(公民館等)に持ち込まないでください。)
 

お問い合わせ先

邑南町役場 町民課
電話番号:0855-95-1114

県央保健所
電話番号:0854-84-9800