平成31年3月邑南町議会定例会 一般行政報告

最終更新日:2019年3月4日

 第2回邑南町議会定例会の開会にあたり、12月議会定例会以降の行政執行の主なものについて、ご報告いたします。

(矢上高校教育振興について)
 はじめに、矢上高校の教育振興について申し上げます。
 平成31年度の矢上高校入学志願者数は、普通科定員60人に対し43人、産業技術科定員30人に対し28人で、推薦選抜を含めた定員90人に対し志願者合計は71人という厳しい状況でした。
 平成29年度の志願者内訳は、町内が49人、県外を含む町外が46人で合計95人と定員を超えていました。昨年平成30年度は、全国的な少子化傾向の中、高等学校魅力化の取り組みが全国で展開される中、島根県内の公立高校への県外入学者総数が初めて減少しました。しかしながら矢上高校は、町内58人、町外33人の合計91人と、結果的に地元からの入学者増が町外からの志願者減を上回り定員以上の志願者が確保出来ていました。
 平成31年度は、町外が33人と引き続き厳しい状況が続く中で、もともと地元中学校生の総数が減少している状況の中、町内志願者が38人に落ち込んだことで志願者71人という厳しい状況となりました。引き続き、地元中学生に加え、町外・県外の中学生にも魅力的な高校となるよう一層努めてまいります。
 また、邑学館の指定管理については平成31年1月に、一般社団法人食と農人材育成センターと指定管理に関する仮協定を締結し、運営移行に向けた準備を進めています。
 地域食材を活用した手作り感のある食事の提供を含め、魅力的な高校寄宿舎環境に邑学館が寄与できるよう、法人・矢上高校・邑南町の3者で運営の詳細について協議を重ね、4月1日には指定管理の本協定を締結し新年度の運営をスタートさせる予定です。

 

(邑南町版まち・ひと・しごと創生総合戦略地区別戦略実現事業について)
 次に、邑南町版まち・ひと・しごと創生総合戦略における地区別戦略実現事業ついて申し上げます。
 地区別戦略のうち「都市交流推進拠点整備事業」による事業提案では、日和、阿須那の2地区が採択されました。
 阿須那地区の「阿須那の明日を創る場」では、空き家を宿泊施設に改修し交流人口、関係人口の拡大を目指す取り組みが進められています。
 日和地区の「日和地区総合振興協議会」では、「日和びよりプロジェクト」として、既存の店舗を改修し、日和をPRすると共に都市交流拠点としての機能強化の取り組みが進められています。
 3月19日には、田所公民館において、ポスターセッションなどによる全12地区が参加する「年度末報告会」を開催し、情報共有を図りたいと考えています。

 

(邑南町地域公共交通網形成計画策定について)
 次に、邑南町地域公共交通網形成計画策定について申し上げます。
 邑南町地域公共交通網形成計画について、パブリックコメントを平成30年12月26日から平成31年1月15日まで実施し、2月4日に開催された邑南町地域公共交通会議において、全会一致で計画の承認を受けました。
 今後は、この計画に基づき、邑南町の公共交通施策を実施していくこととなります。

 

(羽須美地域デマンド運行について) 
 次に、羽須美地域デマンド運行について申し上げます。
 平成29年2月から羽須美地域で検討を行ってきました羽須美地域デマンド運行が本年4月1日から運行を開始する運びとなりました。運行開始の1週間前から予約受付を開始されます。
 また、3月31日には、羽須美地域デマンド運行開始式が開催されます。

 

(旧三江線鉄道資産活用について)
 次に、旧三江線鉄道資産活用について申し上げます。
 旧口羽駅並びに旧宇都井駅一帯の鉄道資産活用については、昨年7月から今年1月末までの期間JR西日本から無償で借り受け、NPO法人江の川鐵道に、その活用策等について実証実験を実施頂いたところです。
 2月1日には実験結果について報告を受けるとともに、鉄道資産の取得等についての要望書も頂いたところです。今年3月末までとされる検討期限が近づく中、実証実験の内容精査とリスク分析等をすすめています。

 

(Suimei Mega Solar Park(スイメイ・メガソーラー・パーク)太陽光発電事業について)
 次に、Suimei Mega Solar Park(スイメイ・メガソーラー・パーク)太陽光発電事業について申し上げます。
 旧水明カントリークラブで行われる太陽光発電事業は、合同会社DMM.com(ディーエムエム・ドット・コム)により、平成30年4月より工事を実施しています。
 現在、旧ゴルフ場コース跡地から、中国電力株式会社羽須美変電所までの送電線埋設工事における、掘削・管路築造工事については、県道浜田作木線の一部を除き完了しており、平成31年4月より、管路内へのケーブル布設及び接続工事を、平成32年3月末を完了予定として実施されます。
 また、旧ゴルフ場内における場内太陽光発電設備設置工事におきましては、地元説明会開催後、4月中には工事着手されることとなっております。完成は2年後の平成33年3月で、4月より送電が開始される予定です。
 長期の工事となりますが、地域住民の生活や環境に悪影響の無いよう、町としても適切に対応して参ります。

 

(「道の駅瑞穂」再整備基本計画の進捗状況について)
 次に、「道の駅瑞穂」再整備基本計画の進捗状況について申し上げます。
 「道の駅瑞穂」再整備基本計画については、平成29年度に策定された、「12地区とつなぐ「道の駅瑞穂」再整備の基本構想」を基に策定しています。
 この基本計画は、広島都市圏や町外と町内12地区のゲートウェイ機能を担う広域ネットワーク拠点として道の駅を再整備し、賑わいを町内12地区へ波及させるとともに、定住人口、交流人口の増加を図るため、官民連携による基盤整備の調査を実施するものです。
 交通状況や道の駅のコンセプトを整理し、導入施設及びアクセス道路の検討さらに、維持管理、運営を民間の資金及び経営能力を活用して行う運営手法の導入可能性を検討しております。

 

(邑南町しごとづくりセンターについて)
 次に、邑南町しごとづくりセンターについて申し上げます。
 邑南町しごとづくりセンターは、今年度に入り、昨年4月から今年の1月までで、285件の相談があり、5件が起業されております。
 現在、相談業務を一時中断しておりますが、再開まで今しばらくお待ちいただきたいと考えております。
 今後も商工会をはじめとした関係機関との連携を進め、支援体制の強化に努めてまいります。

 

(東光保育園改築事業について)
 次に、東光保育園改築事業について申し上げます。
 平成30年度において、社会福祉法人瑞穂福祉会が事業主体で新園舎の建築工事を実施されており、まもなく完成し、新年度から南向きの明るい園舎で保育が実施される見込みでございます。
 なお、新園舎完成後は、町の所有であります現園舎を町の方で解体いたします。

 

(邑南町地域保健福祉計画の一部変更について)
 次に、邑南町地域保健福祉計画の一部変更について申し上げます。
 今年度、「邑南町地域保健福祉計画」の中の「総論」、「地域福祉計画」、「健康増進計画」の一部変更の作業を進めてきました。パブリックコメントも終え、変更案を今議会に提案しておりますのでよろしくお願いいたします。
 新年度におきましては、策定後5年を経過します「子ども・子育て支援事業計画」の改定を行う予定で、保護者の皆様へ協力していただき実施しましたニーズ調査結果を、現在とりまとめている状況でございます。

 

(邑南町自死対策計画の策定について)
 次に、邑南町自死対策計画の策定について申し上げます。
 邑南町では、平成28年の自殺対策基本法の改正により、市町村における自死対策計画の策定が義務化されたことに伴い、平成30年度から邑南町自死対策計画推進委員会を設置し、取り組みの方向性について議論を重ね、この度「邑南町自死対策計画」を策定しました。
 本町では、今後、この計画に基づき全ての人がかけがいのない個人として尊重され、誰もが自死に追い込まれない町を目指し、自死対策を「生きることの包括的な支援」として、総合的に推進してまいります。

(「おおなん魅力アップ女性会議」について)
 次に、「おおなん魅力アップ女性会議」について申し上げます。
 女性会議は、本町の男女共同参画社会の推進をめざし、平成27年度から女性委員10名を公募し、開催しております。
 女性の住みたい町づくりについて、忌憚のないご意見をいただき、今年度は、昨年12月12日に提言書を受け取ったところです。
 町内施設の整備や設備の見直し、観光案内看板の設置、葬祭センターの設置などの要望や、町の座談会のあり方、県立矢上高校がどの地域からも「地元の高校」という意識を持ってもらえるような取り組み、より安心安全なまちとなるよう地域・校区に関係ない情報提供などについての案や、フィンランド訪問の目的及び成果の周知方法や子育て村構想の終了後の支援についてのご意見などを伺いました。

 

(農林業の振興について)
 次に、農林業の振興について申し上げます。
 昨年は国による生産調整が終了し、生産者による生産計画に基づいた米生産に移行する初年度であり、合わせて米の経営安定対策交付金の廃止が行われましたので、農家の皆さんがどのように判断されるのか手探りの状況でした。幸いにも大きな混乱はなく、安定した米生産が行われましたので、米の買取価格も安定して推移しました。平成31年産米の生産について農家の皆さんの意向を調査したところ、目安として農家の皆さんにお示しした面積と同程度の作付計画が集まりましたので、概ね例年並みの作付量が維持できるものと見込んでおります。
 また、ハーブ米についてはこれまで生産拡大の取り組みを続けて来ましたが、生産部会の中できぬむすめの生産に取り組んでいるグループが美味しまね認証を団体で取得することができました。特別栽培米を生産するグループが美味しまね認証を取得したという事例はこれまでになく、ハーブ米の評価を高める方向に働くのではないかと期待しているところです。
 次に林業の振興について申し上げます。
 昨年森林環境税の創設が決まり、全国の自治体に対しては平成31年度から森林環境譲与税として配分される予定です。
 この新税は、我が国の温室効果ガス排出削減目標の達成や災害防止を図るために創設されるもので、森林資源の適切な管理を推進するために使うことができるとされておりますので、本町ではこの交付金を使って、間伐や人材育成・担い手の確保、木材利用の促進や普及啓発などの森林整備及びその促進に関する事業を行い、林業の成長産業化に役立てたいと考えております。

 

(災害復旧事業について)
 次に、災害復旧事業について申し上げます。
 平成30年度は、7月豪雨災害と9月の台風24号災害が発生しました。
 7月豪雨災害は、農地・農業用施設災害につきましては、国庫補助災害は36箇所中35箇所、復旧工事費1億926万2千円を発注予定とし、残りの1箇所は平成31年度事業としております。
 小災害・単独災害は現在測量設計業務を発注しておりまして、概ね38箇所、業務委託費は784万4千円を見込んでおります。なお復旧工事は平成31年度事業としております。
 林道災害につきましては、国庫補助災害は6路線9箇所、復旧工事費2千740万5千円、小災害・単独災害は4路線6箇所、復旧工事費319万1千円、全て発注を終えております。
 公共土木施設災害につきましては、補助災害1箇所、復旧工事費500万円、単独災害23箇所、復旧工事費3千556万円につきましては、全て発注を終えております。
 9月の台風24号災害は、林道災害で単独災害が2路線2箇所、復旧工事費305万9千円となっており、全て発注を終えております。

 

(学校教育について)
 次に、教育委員会関係ですが、まず学校教育課の関係について申し上げます。
 1月27日に、邑南町の良さや暮らしの課題について小中高生が町に提言をする「おおなんドリーム学びのつどい」を開催しました。町内の小中学校と矢上高校、石見養護学校高等部の計10グループの発表者と来場者約300人が元気館に集い、地域資源を生かした取り組みなどふるさとの活性化につながるアイディアを発表しあいました。
 また、当日会場では、矢上小学校の米粉販売、調べ学習作品の展示や、12月にフィンランド国を訪問した交流派遣団の様子を、休憩時に写真で報告をしました。
 次に部活動による全国大会参加状況ですが、まず、2月4日から新潟県で開催された第56回全国中学校スキー大会の女子スラロームとジャイアントスラロームの部に石見中学校3年生の山先(やまさき) 李那(りな)さんが出場されました。また、同じ大会の男子スラロームとジャイアントスラロームの部に瑞穂中学校2年生の佐々木(ささき) 康汰(こうた)さんが出場されました。
次に、3月26日から28日まで三重県伊勢市で開催される第30回都道府県対抗全日本ソフトテニス大会に、羽須美中学校の岡崎(おかざき) 嗣乃(しの)さん、平佐(ひらさ) 優吏(ゆうり)さん、三上(みかみ) 颯汰(そうた)さんが出場されます。
 また、29日から30日まで三重県四日市市で開催される第4回全国(ミズノカップ)ジュニア選抜ソフトテニス選手権大会の団体戦に、羽須美中学校の 平佐(ひらさ) 優吏(ゆうり)さん、三上(みかみ) 颯汰(そうた)さん、中村(なかむら) 陸門(りくと)さん、井上(いのうえ) 寛大(かんた)さん、杉本(すぎもと) 迅(じん)さん、大西(おおにし) 賢治(けんじ)さん、  田中(たなか) 巧人(たくと)さんが、個人戦に岡崎(おかざき) 嗣乃(しの)さん、平佐(ひらさ) 優吏(ゆうり)さん、三上(みかみ) 颯汰(そうた)さん、井上(いのうえ) 寛大(かんた)さん、中村(なかむら)  陸門(りくと)さん、杉本(すぎもと) 迅(じん)さん、大西(おおにし) 賢治(けんじ)さんが出場されます。皆さんのそれぞれの功績をたたえ、これからの活躍を期待いたしております。

 

(生涯学習関係について)
 次に、生涯学習課関係について申し上げます。
 3月29日から31日まで千葉県白子町(しらこまち)で開催される第18回全国小学生ソフトテニス大会に、口羽小学校の平佐(ひらさ) 凄凰(せいこう)さん、井上(いのうえ) 仁那(にな)さん、三上(みかみ) 瑛大(えいた)さん、栗原(くりはら) 悠成(ゆうせい)さん、荒砂(あらすな) 梓乃(しの)さん、岡崎(おかざき) 尊(たける)さん、阿須那小学校の末田(すえだ) 寧々(ねね)さん、上口(うえぐち) 紗和(さわ)さん、  井上(いのうえ) 心々奈(ここな)さん、井上(いのうえ) 結衣奈(ゆいな)さんが出場されます。
 また、3月27日から30日まで、東京辰巳国際水泳場で開催される第41回全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会に、羽須美中学校の日高(ひだか) 拓也(たくや)さんが出場されます。皆様のご健闘を心からお祈りいたしております。最後まで全力を出し切り、自分たちの手で勝ち取った晴れ舞台を楽しんできてください。
 つづきまして、今年度実施をいたしましたフィンランド共和国交流派遣事業でございます。昨年12月19日から27日までの9日間、総勢12人の交流団を派遣しました。
 今年度は、フィンランドの高校との交流の際に使用いたします邑南町の紹介ビデオの作成につきまして、参加者自らが大好きな邑南町のどこを紹介したいのか、事前学習会で確認を行い、自らがそのビデオに出演するなど工夫をこらした映像を作成しました。さらに、このことを確実に伝えるため、英語でのプレゼンを行いました。
 当日は、そのビデオで紹介いたしました本町の特産品の和菓子を持参し一緒に会食もいたしました。このように映像だけではなく、実際に邑南町の食を通した交流もでき、有意義な取り組みであったと考えます。
 つづきまして、共生社会の実現に向けての取り組みでございます。現在健康センター「元気館」において、誰もが使いやすい施設を目指し、点字ブロックの新たな設置、音声等による玄関及びトイレ案内、館内案内の点字表示、また、トイレの個室ドアの改修を実施しております。

 

(国保直営診療所事業について)
 次に、国保直営診療所事業について申し上げます。
 はじめに、矢上診療所の建設工事についてでございますが、平成30年9月から工事に入り、工期内に完成する予定でございます。この建設工事を計画するにあたり、地権者の方のご協力を賜り用地をご提供いただき、また、工事期間中は周辺地域の方々にご理解を賜り、深く感謝申し上げます。
 今後の予定といたしましては、3月30日に竣工式を行い、4月1日からは新しい建物で矢上診療所を運営することになります。
 現在の矢上診療所は、平成30年9月に開設し、診療を行ってきました。この間、島根県及び関係機関のご支援をいただき、地域の方へ安心で安全な医療の提供に努めることができたと思っております。診療に携われた先生方に心から感謝申し上げます。
 なお、3月27日から休診とさせていただき、平成31年度の新施設での体制準備に取りかかる予定でございます。
 また、矢上診療所の位置が変更となるため、今定例会に邑南町国民健康保険直営診療所条例の一部改正を提案しておりますので、よろしくお願い申し上げます。

 

以上、3月議会定例会にあたりましての行政報告とさせていただきます。

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