町長メッセージ（令和２年５月８日）

　町民の皆さんへ新型コロナウイルスの感染拡大防止についてメッセージをお送りします。

 

　新型コロナウイルス感染症について、全国的に感染経路が特定できない症例の増加や医療提供体制もひっ迫してきていることから、５月４日、政府対策本部は「緊急事態宣言」を５月３１日まで延長されました。

これを受けて島根県知事から県民へ外出自粛の考え方が示され、邑南町においても、次の４点について皆さん方に改めてお願いします。

 

　１点目として、「基本的な感染症対策の徹底」に引き続き努めてください。３つの密を避けることや手洗い、マスク着用などの咳エチケットの徹底、人と人との距離（おおむね２メートルぐらい）は空けるようにするなどが、日常生活の中で習慣となるよう心がけていただくようお願いいたします。

　また、外出自粛については、不要不急の帰省や旅行など、都道府県をまたいで移動することや感染が確認された地域に出かけることは、まん延防止の観点からも極力、控えるようお願いします。外出時は、基本的な感染症対策に努めてください。

 

　２点目として、町内の小中学校の登校についてですが、５月１１日から１５日にかけて段階的に登校をはじめ、５月１８日からは通常の一斉登校が行えるように調整をしております。

また、児童クラブについては、１１日から１５日は各学校の登校日に合わせ開所し、１８日からは通常どおり開所することとしております。

 

　３点目として、町が管理する施設についてですが、隣接している三次市においてクラスター等、感染が確認されていますので、休館を継続しております。ただし、公民館については必要があるときのみ開館します。また、図書館については、ホームページや電話などから予約された場合のみ、本の貸し出しを行っております。

 

　４点目として、役場庁舎の分散化について申し上げます。役場業務の安定的な提供に向け、庁舎内の密集・密接を避け、職員や来庁される皆様への感染を予防するために、矢上交流センター・元気館・口羽公民館に分散して業務を行っています。これまで同様、役場本庁、各支所にお越しいただくことに変わりありませんが、本庁では正面入り口に総合窓口を設置し、来庁者に要件をお伺いし、各課へ案内するようにしております。町民の皆様にはご不便をおかけしますが、密閉・密集・密接を防ぐため、ご理解・ご協力をお願いします。

 

　次に生活支援や経済対策について申し上げます。

　国の制度により、特別定額給付金として一人当たり１０万円を世帯の世帯主に給付します。邑南町では、５月１２日から申請書を各世帯に郵送し、受付を始めます。５月２０日に第１回目の給付を行い、その後、随時給付していく予定としております。添付する「本人確認書類」や「振込口座」について、各公民館・本庁・支所において無料でコピーをしますので、必要な方はご利用ください。詳しくは役場町民課（電話95-1114）へお問い合わせください。なお、マイナンバーを利用したマイナポータルからのオンライン申請もできますので、ご活用ください。

　また、この度の影響により、収入が減少した世帯や資金繰りに窮する中小企業や個人事業主さんがおられると思います。国・県・町において様々な支援策がございますので、ぜひ積極的にご利用ください。しかしながら、なかなかどこに相談してよいか分かりにくいところもありますので、役場内にワンストップでサービスが行えるよう総合窓口の設置を検討しています。できるだけ早急に設置を予定していますが、設置されるまでの間はお手数をおかけしますが、関係課へご相談をしていただきますようお願いいたします。なお、設置しましたら防災行政無線でご連絡いたします。

 

　最後に、善意のマスクをご支援いただいておりますことをご報告させていただきます。西日本トータルサービス様からは矢上高校と町内小中学校に対して合計4,000枚のマスクを、新庄学園様からも500枚のマスクをご支援いただくなど、町内外から多くの団体・個人様からご寄贈いただいております。邑南町のために有意義に活用させていただきます。誠にありがとうございました。

 

　新型コロナウイルスを取り巻く状況は、日々変わってきておりますが、油断することないよう引き続き、皆さんの命と健康を守ることを第一に、感染拡大の防止に向けた取り組みを行ってまいります。町民一丸となって、この難局を乗り切ってまいりましょう。

　どうかよろしくお願いします。

 

邑南町長　石橋　良治