邑南町子ども条例を制定しました

邑南町の子育ち・子育ての基本理念を定めた「邑南町子ども条例」を制定し、令和4年12月19日から施行されました。

条例制定の背景と目的

　邑南町は、「日本一の子育て村基本構想」を策定し、安心して子育てできる、子どもたちが健やかに成長できる環境づくりを進めてきました。この取組から10年が経過しその効果検証を行い、将来推計人口の改善という成果の一方で社会環境の変化に対応していくための課題も明らかになってきました。

　これまで、構想の理念として「地域で子育て」をキーワードに事業を展開してきましたが、子どもたちを安心して育てることができ、若者も住みやすいと感じること、そして邑南町で育った子どもたちが「邑南町でくらして良かった」と思えるような環境をつくっていくことは、町民みんなが安全に安心して邑南町で暮らすための「未来への種まき」だと考えます。

　そのために、子育て村構想の理念を継承し、普遍的かつ継続的な子ども施策の取り組みを続け、「すべての子どもが心身ともに健康で心豊かに暮らせるまちづくりを進めること」を目的に地域総がかりで子育ち・子育てを支える町全体の基本姿勢と理念を共有する条例を制定しました。

※「子育ち」とは、『子どもが自ら成長しようとする力を持っており、周囲はそれをサポ―トする』という考え方です。

条例の概要

子育ち・子育てに関わる主体の役割

・町、保護者、学校保育福祉等施設関係者、医療機関、町民、事業者の役割を定めています。

・関係主体はお互いにつながりを深めて、地域の子育ち環境の向上に取り組みます。

推進のための具体的な取組

・子どもたちの「安全安心の確保」「居場所づくり」「社会参加」「学び、自己実現」「成長の支援」「子育て支援」について定めています。

・子どもが不利益を受けた場合の救済について定めています。

・関係主体が協働していくための推進体制を整備することを定めています。

・条例を必要に応じて検討・見直しをすることを定めています。