邑南町の地球温暖化対策について

最終更新日:2018年2月26日

2016年11月9日、日本は、地球温暖化対策の新枠組み「パリ協定」に批准をしました。
世界190以上の国と地域が参加し、温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることを目指して、
日本は、2020 年度の温室効果ガス削減目標を、2005 年度比で3.8%減を目標に、温室効果ガス排出削減目標を定めました。

今、邑南町で進めている地球温暖化対策について、「私たちにできること」を考えてみるとともに、
温室効果ガスの一つである二酸化炭素について、家庭から排出される量を把握することで、「削減の見える化」をしていく必要があると思います。
(ページの最後に、「環境家計簿」:邑南町版を掲載していますのでご利用ください。)

1.温暖化の原因(概要)

 地球温暖化は、人間の産業活動(1750年以降)に伴って排出された温室効果ガスが主因となって引き起こされています。
 温室効果ガスとしては、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フロン類などがあります。

温暖化のしくみ

温暖化の仕組み

 出典:JCCCA 全国地球温暖化防止活動推進センター図表集 

 世界の地上気温の経年変化(年平均)

  実際に温度はどれくらい上がっているか?

1880年から2012年までで0.85度上昇

 出典:JCCCA 全国地球温暖化防止活動推進センター図表集

2.私たちが取り組める方法として

(1)こまめに消灯

 使っていない部屋の明かりや見ていない、テレビをつけっぱなしにしていないか。
 電球を白熱球からLEDに変えていく。(長期の交換が不要となる)

(2)エコドライブの推進

 車の発進時に、普通の発進より少し緩やかに発進する。
  (最初の5秒で時速20キロが目安=ふんわりアクセル)だけで 11%程度燃費(km/L)が改善

(3)ごみの分別

 燃えるごみ、不燃ごみ、プラ容器包装、紙容器包装、ペットボトル、粗大ごみ、古紙、段ボール、紙パック、ビン、カン、新聞紙にそれぞれ分類をして、リサイクルに回すようにする。
  注: 分別をして再利用しやすくする。

(4)食品ロスをなくす

  • 国連WFP(国際連合世界食糧計画)の2014年発表によると、世界の食糧援助量は320万トン、一方、日本の年間食品ロスは、632万トンと約2倍の食べ物が捨てられていることになります。
     (1人1日あたりの食品ロス約136g、茶碗1杯のごはんの量に相当する。)
     
  • 食材を買いすぎず、使い切り、食べきるように
     消費期限(早く悪くなるもの:期限を過ぎたら食べない方がいい)と
     賞味期限(まだ食べられる:おいしく食べることができる)の違いを理解して、廃棄を減らすよう取り組む
     
  • 宴会などでの、30・10運動(さんまる・いちまる)(自分の席で料理をおいしく味わう時間)に取り組む
     (始めの30分、最後の10分は、自席でゆっくり食事をする)

(5)生ごみの減量化

 可燃ごみに湿ったまま混ざると、焼却炉での過剰な燃焼を必要とし、それによる燃料の増加で二酸化炭素が増えるため、水気を切って(できるだけ乾燥させる)ごみに出す

(6)旬のものを食べる(地産地消を進める)

 季節はずれの作物を生産するには、旬のものを生産するより多量のエネルギーを必要とするため地域で作られる作物は、新鮮である上に輸送にかかるエネルギー(CO2排出量)も少ない

(7)マイバックを使う(レジ袋の使用を減らす)

 使い回しのできるマイバッグを利用し、石油から作られるレジ袋の利用を削減することでCO2の削減をはかる

(8)冷暖房時には、夏は28℃、冬は20℃

 冷房で冷やしすぎたり、暖房で暖めすぎたりしていないか。 
 暑いときは、扇風機をうまく使って。。

グリーンカーテン

たとえば、こんな感じで、日差しを遮ることで、冷房をたくさん使わなくて済む方法も
 <お部屋は、外に「グリーンカーテン」で涼しく過ごす>

(9)不必要な水を出しっぱなしにしていないか

 水は、水源から水を引いてくるのにも、浄水場できれいにするのにもエネルギーが使われている

(10)再生品の利用

 省エネルギーの電化製品、紙やプラスチックなど素材を再生した商品を買い、そういった商品をむだ使いせず、繰り返し長く使えば、毎日の生活の中で、温室効果ガスを減らすことも可能

3.温暖化は待ったなしの地球全体の問題

 温暖化は待ったなしの地球全体の問題であり、いま取り組まなければ、これまで以上に、異常気象による、風水害の増加、川の氾濫、土砂崩れなど、生活における影響が強いことを十分認識 をしていく必要があります。
 CO2を少しでも排出しない心がけ一つで、地球の温暖化防止の一助になることを。

4.最後に、ご家庭でできる「環境家計簿」を付けてみませんか?

 毎月の、「電気・ガス・水道・ガソリン・灯油・軽油」6種類の使用量をメモをして、1年間にどれだけ二酸化炭素(CO2)が削減できるか取り組んでみましょう。

未来のために、いま選ぼう。COOLCHIOCE!
クールチョイス
 

問い合わせ

 邑南町地球温暖化対策地域協議会

 (事務局:邑南町役場町民課内)

 電話:(0855)95-1114
 IP:(050)5207-3006

お問い合わせ先

町民課
電話番号:0855-95-1114 / IP電話:050-5207-3006