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先般11月に食品表示に関する消費者意向調査報告が新聞報道で公開され、ゲノム編集技術で作られた農水産物由来の食品について、「どのようなものか知らない」と答えた人が94%に上ることが、消費者庁の調査で分かった。
我が国においては、ゲノム編集技術応用食品のうち遺伝子組換え食品に該当しないゲノム編集食品は、自然界で起こる突然変異や従来の育種技術などによる変化の産物と科学的に区別することが、微妙で判別が困難な事柄と捉えられている。
そうした食品は、食品安全委員会における安全性審査を不要とし、食品表示基準についても表示対象外となっている。現在、流通等に先立って国への届出をした上で情報が公表されることとなっているが、法的強制力がないため情報提供は事業者の任意となっている。
以上のような食品衛生上の取り扱いにより、ゲノム編集食品はすべての食品と同様に安全が義務付けられた食品衛生法に基づいて、世の中に現在数品目出回っていることが確認されている。
そうした現状を認識したうえで消費者に対する法整備に目をやると、消費者基本法では(第2条 基本理念)に消費者に対し必要な情報が提供され、消費者の自主的かつ合理的な選択の機会が確保されると定められており、(第3条 国の責務)には基本理念にのっとり、消費者政策を推進するよう国の責務が定められている。
以上のことから、国においては消費者基本法の理念に沿って、更なる流通実態や諸外国の表示制度の研究等の情報収集を積み重ねるとともに、健康への影響や生態系・環境面への懸念に対し消費者に必要な情報が提供されるようにしていただきたい。
現時点においては、消費者がゲノム編集食品と認識し自ら消費を選択できるよう、ゲノム編集食品の表示の義務化を要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和6年12月13日
島根県邑南町議会議長 石橋 純二
(地方議会意見書提出先)
内閣総理大臣
内閣府特命大臣(消費者及び食品衛生)
厚生労働大臣
農林水産大臣
衆議院議長
参議院議長
再審法制度改正にあたり考慮すべき課題は多岐に渡るが、冤罪被害者の迅速な救済を可能にするため
を中心とする再審法改正を速やかに行うことを求める。
以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。
令和6年9月13日
島根県邑南町議会議長 石橋 純二
(地方議会意見書提出先)
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
法務大臣
今年、厚生労働省社会保障審議会によって決定された介護報酬の引き下げは、都市部の収益率の高いサービス付き高齢者住宅や大手事業者の収益率を考慮してなされたものであり、邑南町のような高齢化が進み、介護を担う人材が不足しているような地方の自治体にとっては、介護事業を担う事業者の大きな負担となっており、実際に介護報酬の改定後の法人等の運営に大きな影響が出ている。
また、6月から処遇改善加算が始まっているが、施設規模や人材などの面で資源に乏しい事業所では、十分な加算が受けられない事業者もあり、介護事業の継続が困難となる事業所もある。よって、都市部の有利な条件の事業者をモデルとするのではなく、地方の規模の小さい事業者の実情を考慮した早急な見直しを要望する。
以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。
令和6年9月13日
島根県邑南町議会議長 石橋 純二
(地方議会意見書提出先)
内閣総理大臣
厚生労働大臣
財務大臣
いま、地方公共団体には、急激な少子・高齢化にともなう社会保障制度の整備、子育て施策、人口減少下における地域活性化対策はもとより、感染症対策、DX化、脱炭素化、物価高騰対策など、極めて多岐にわたり新たな役割が求められています。加えて、急激に進められている自治体システムの標準化や多発化する大規模災害への対応も迫られる中、地域公共サービスを担う人員は圧倒的に不足しており、職場における疲弊感は日々深刻化しています。
政府はこれまで「骨太方針2021」に基づき、2021年度の地方一般財源水準を2024年度まで確保することとしてきました。しかし、増大する行政需要また不足する人員体制に鑑みれば、今後はより積極的な財源確保が求められます。
このため、2025年度政府予算また地方財政の検討にあたっては、現行の地方一般財源水準の確保から一歩踏みだし、日本全体として求められている賃上げ基調に相応する人件費の確保まで含めた地方財政を実現するよう、以下の事項を求めます。
記
以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。
令和6年6月14日
島根県邑南町議会議長 石橋 純二
(地方議会意見書提出先)
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
財務大臣
総務大臣
厚生労働大臣
国土交通大臣
デジタル大臣
内閣府特命担当大臣(こども政策 少子化対策 若者活躍 男女共同参画)